すさみ港沖合5kmより水深が一気に千数百メートルまで落ち込んでいる。
大陸棚があり、この壁にぶつかった潮流がプランクトンともに上に吹き上げられ、ここに食物連鎖が生じる。この食物連鎖の頂点であるカジキは、例年5月頃よりすさみの沖合に現れ、我々フィッシャーマンを楽しませてくれる。
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クロカワカジキ
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魚全体が黒か紫色を帯びている。 上顎の長さは下顎の2倍以上ある。
体は側扁しているが、かなり丸みを帯びている。カジキの中でも最も熱帯性が強く、
水温の上昇とともに沿岸に近づき、すさみ沖では5月頃から10~15海里で釣れる。
レギュラーサイズは100kg(3m)、1000ポンド(450kg)マーリンも夢ではない。 |
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マカジキ
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吻部は著しく尖り、上顎の長さは下顎の2倍程度ある。
尾ヒレは大きく半月形をなし、両端の距離は体高よりも大きい。
背部には青色の斑紋がある。すさみ沖では冬場よく釣れる。
サイズは30~50kgが多く、カジキの中でも最も美味である。 |
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バショウカジキ
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著しく大きな帆状を呈する背ビレが特徴。 適水温は19℃~25℃。
カジキの中で最も沿岸に近寄るので、初秋、水深40~50m近くでヒットすることが
ある。
カジキに関するロゴやTシャツのイラストに描かれているので一般に馴染みがある。 |
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この地域でのトローリングでは、本命のカジキの他にマグロ、シイラ、カツオなども
狙える。
また、群れで表層を泳いでいる時は、キャスティングでのハイスピードリーチングも
効果あり。 |